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売手数料無料のFX会社を比較!スプレッドもお得なおすすめ業者3選

Analyst Team trader
Updated 26 Jul 2021

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FXの取引ができる業者はさまざまですが、これからFXを始めたいと考えている方も、すでに始められている方も、少しでもお得な条件で取引したいと考えるのではないでしょうか。

FX会社を比較する際に最初に押さえておきたいのが、各社の売買手数料やスプレッドなど取引時のコストです。

本記事では、売買手数料やスプレッドなど取引時のコストについてその概要やポイントをお伝えすると共に、おすすめのFX会社を5社紹介していきます。

FXの売買手数料とスプレッド

まず、FXを取引する際には売買手数料とスプレッドがかかることを押さえておきましょう。

売買手数料とは取引の都度、FX会社に支払う手数料のことで、FX会社の利益となるものです。

また、スプレッドとは「通貨を買いたい人」と「通貨を売りたい人」の間で発生する価格差のことです。

簡単に言うと100円で売りたいと考えている人と、101円で買いたいと思っている人がいた場合、その差の1円がスプレッドとなります。

売買手数料は無料が当たり前

FXで取引する際のコストには売買手数料とスプレッドの2つがありますが、FX会社間で競争が起こったことが原因で、実際のところほとんどのFX会社で売買手数料は無料となっています。

このため、FX会社を比較する際にはスプレッドの違いを見るようにするとよいでしょう。

スプレッドとは

先程スプレッドについて簡単に解説しましたが、もう少し具体的に説明していきたいと思います。

FXには売値(Bid)と買値(Ask)があり、この差がスプレッドとなります。

例えば、売値が100.000円、買値が100.003円だった場合、このときのスプレッドは0.003円=0.3銭となります。

上記スプレッドで100万通貨分取引すると、0.003円×1,000,000=3,000円を支払う必要があります。

FX会社の多くは売買手数料を無料としているため、上記のスプレッドが実質的な手数料だと考えるとよいでしょう。

スキャルピングやデイトレードではスプレッドがより重要

FXの取引スタイルにスキャルピングやデイトレードがあります。

スキャルピングとは、1日に数回~数十回取引することで利益を積み上げていくもので、デイトレードはスキャルピングほどではないものの、1日の間で数回の取引を行い、翌日に取引を持ち越さない取引スタイルです。

例えば1日でスプレッドを100円支払う取引を50回繰り返した場合、スプレッドだけで5,000円支払うことになります。

このように、取引スタイルとしてスキャルピングやデイトレードを選ぶ場合、よりスプレッドの額がFX会社を選ぶ際の重要なポイントとなります。

低コストなFX会社を選ぶ3つのポイント

ここでは、改めて低コストで取引できるFX会社を選ぶ際の3つのポイントについてお伝えしていきたいと思います。

低コストで取引できるFX会社を選ぶ際のポイントは以下の3つです。

  • スプレッドは原則固定がおすすめ
  • スリップページを抑えるために約定力を確認する
  • ドル円0.3銭以下の業者を選ぶ

それぞれ見ていきましょう。

スプレッドは原則固定がおすすめ

FX会社のスプレッドには変動制と原則固定性の2つがあります。

変動制は常にスプレッドが変動する可能性があり、一方原則固定では、原則としてスプレッドが固定されており、為替相場が乱高下するときにのみ変動します。

FX会社は各社スプレッドが異なりますが、中にはスプレッドは低いものの変動制のために原則固定性の会社と比べると損をしやすいケースもあるため注意が必要です。

低コストで利用できるFX会社を探すのであれば、原則固定かつスプレッドの小さな業者にするとよいでしょう。

スプレッドが変動しやすいタイミングとは?

変動制の場合、スプレッドは状況に応じて変動していきますが、特に流動性が低下するタイミング、つまり取引の少ない時間帯には変動幅が大きくなりやすいです。

まず、月曜日の朝は多くの方が休日明けで仕事が始まる日ということもあり、取引が少なくなりやすいです。

また、FXは日本円とドルの取引が多く、アメリカ市場との関係が大きくなりやすいです。

このため、NY市場が閉まる時間まで活発に取引されやすい傾向にあります。

NY市場が空いているのは現地時間9時30分から16時まで。

日本とNYの時差は13時間ですから、日本の午前5時以降は一時的に取引が少なくなります。

朝方になると日本国内の市場も動き出す為、NY市場が閉まる5時から、おおむね8時頃までが流動性が低下しやすい傾向にあります。

その他、毎月の米国の雇用統計の発表など重要な経済指標の発表前後や世界的な出来事(戦争や大統領選挙など)が起こったときはスプレッドが広がりやすくなります。

これは、先述の流動性が低くなるのとは逆の現象ですが、上記のようなことが起こると相場が大きく変動するため、FX会社が損をしないためにスプレッドを広げているのです。

こうしたタイミングでは、原則固定のFX会社であってもスプレッドが動くことがあるため注意が必要です。

スリップページを抑えるために約定力を確認する

FX会社を選ぶときに、スプレッドの制度や幅と併せて押さえておきたいのが約定力の高さです。

なぜ約定力の高いFX会社を選ぶ必要があるかというと、FXの注文ではスリップページが起こる可能性があるからです。

スリップページとは

スリップページとは、注文発注から約定までのわずかな時間の間に価格が動いてしまうことをいいます。

例えば、FX会社のサイトから発注を出したタイミングの価格が100円だったものが、約定時には100.10円になってしまっていたようなケースでは、実際の取引額は100.10円となってしまいます。

特に相場が乱高下しているような場面では、スリップページが大きくなりやすく思わぬ価格での約定となってしまう可能性もある点に注意が必要です。

また、スリップページもスプレッドと同様、売買回数が重なるごとに損失が大きくなってしまいやすいため、スキャルピングやデイトレードを行う方は特に意識しておくようにしましょう。

約定力の高いFX会社のポイント

FX会社各社の約定力は、「処理能力の高いサーバーを有しているか」と「カバー先金融機関とのつながりが多いか」がポイントとなります。

カバー先金融機関の数については各社ホームページ等で確認できると共に、約定力の高さを表す「約定率」についても掲載されているため、押さえておくようにしましょう。

ドル円0.3銭以下の業者がおすすめ

FX会社各社はドルやユーロなど通貨ごとにスプレッド幅を公表していますが、この内注目すべきなのはドル円のスプレッド幅です。

日本時間はドル円の取引が8割を占めているとされ、FX会社を選ぶ際にはより重要な指標となります。

このドル円のスプレッドについては、国内業者の多くが0.3銭以下となっているので、まずは0.3銭以下の業者の中から選ぶのがおすすめです。

また、最近になり0.2銭以下や0.1銭以下といった業者も見られるようになってきています。

基本的には、検討しているFX会社の中からよりスプレッド幅の狭い業者を選ぶのが正解です。

ただし、先にお伝えしたように原則固定制かどうかや、カバー先金融機関数や約定率の高さなども加味したうえで判断することが大切だといえます。

売買手数料無料かつスプレッドのお得なおすすめFX会社5選

ここでは、上記で解説してきたように「売買手数料無料」かつ「スプレッドの幅が狭い」低コストで取引できるFX会社について、5社ご紹介していきます。

ここでご紹介するFX会社は以下の通りです。

  • DMM FX(DMM.com証券)
  • IG証券
  • FOREX.com(ゲインキャピタルジャパン)

上記それぞれの売買手数料やスプレッド幅、カバー先金融機関数を比較すると以下のようになります。

売買手数料 スプレッド幅(米ドル円) カバー先
DMMFXロゴ 無料 0.2銭 9社
IG証券ロゴ 無料 0.2銭 記載なし
Forex.comロゴ 無料 0.8~0.9銭 20社以上

DMM FX(DMM.com証券)

DMM FXの大きな特徴として、FX口座数が日本国内No.1ということが挙げられます。

使いやすい取引ツールやスプレッド幅等取引時のコストが安いことなどが多くの利用者の方に支持されている結果だと考えてよいでしょう。

DMM FXのドル円におけるスプレッド幅は0.2銭(2020年4月1日時点)となっており、業界最低水準です。

また、通貨毎の約定率もホームページで確認できるようになっており、2020年4月1日公表分のドル円の約定率は90.20%となっています。
参考:DMM FXのスプレッド

上記データについてはやや約定率が低くなっていますが、それ以前の月においてはおおむね96~97%を保っており、十分に安定した取引を期待できるといってよいでしょう。

なお、2020年5月時点のカバー先金融機関数は9社となっています。

IG証券

IG証券はロンドンに本拠地を構えるIGグループの日本拠点で、スプレッド幅の広いことの多い外資系のFX会社でありながら、ドル円0.2銭と業界最低水準となっています。

また、国内FX会社は多くとも20~30銘柄程度の取扱いということが一般的なのに対し、IG証券はグローバル企業ということもあり、100銘柄の取扱いがあり、他の通貨に対しても業界トップレベルのスプレッド幅であるものが少なくありません。

スリップページについて利用者に最適な結果を提供

IG証券では、スリップページの問題において、利用者に最もお得といえるルールで利用できるようになっています。

スリップページとは、注文時の価格と約定時の価格が異なることを言いますが、IG証券では、原則とし注文時の価格で約定します。
これにより、スリップページの問題は全く発生しないということになります。

さらに、IG証券では約定価格より注文価格の方が利用者にとって有利な場合には、有利な価格で約定、不利な価格で約定した場合には注文キャンセルとなり約定しません。

他社には見られないお得な取引ルールとなっているといえるでしょう。

FOREX.com(ゲインキャピタルジャパン)

Forex.comは世界180ヶ国でグローバル展開するFX会社で、取扱い通貨ペア数は84通貨ペアと業界でもトップクラスとなっています。

ただし、外資系のFX会社らしく、スプレッド幅はやや高めとなっており、ドル円で0.8銭~0.9銭です

一方、グローバルに展開するFX会社らしく、カバー先金融機関には20行以上の国際的にもトップランクの銀行が選ばれており、世界180ヶ国の国で1日に12万回以上の取引がなされ、その内99%以上が1秒以内に約定されています。

確かにスプレッド幅が狭いことは重要な要素ではありますが、世界的な経済ショックが起こったような場合など財務基盤の安定性や万全なリスク管理体制が優れていることにより、結果としてスリップページによる実質手数料を安く抑えられる可能性もあります。

メインのFX会社として利用するのはもちろん、そうした有事のケースに備えてFOREX.comでサブの口座を開設しておくのも一つの方法です。

まとめ

FX会社を比較する際にポイントとなることの1つとして、手数料やスプレッドについてその特徴をご紹介すると共に、各社の比較を行いました。

実際のところ、売買手数料についてはFX各社の競争によりほとんどの業者で無料となっており、スプレッドの幅を実質的な手数料として比較することが大切です。

スプレッド幅については幅の狭さも重要ですが、本記事でご紹介した通り、原則固定制かどうかや、約定率についても確認するようにしましょう。

なお、一部のFX会社については、2020年3月頃より、新柄コロナによる経済不安により、一時的に原則固定制を休止しているものもあります。

実際に口座開設する際や取引する際にはよく確認のうえ手続きを進めてください。