トルコリラの金利や価格の見通し徹底解説| 2020年最新版

トレード開始
更新日: 2020年08月04日

FXで人気の通貨の1つであるトルコリラ。
リスクオフによって新興国通貨が軒並み下落している今、「トルコリラの価格や金利は今後どうなるのだろう?」と不安に感じている人も多いのではないでしょうか?
トルコリラの情勢を見通すためのポイントと、2020年後半以降のトルコリラの見通しを解説していきます。
リスクが高いと言われる新興国通貨ですが、見通しのポイントとそれに適した投資方法さえ理解してしまえばそれ以上大きなリスクはありません。
トルコリラの見通しについて詳しく解説していきます。

トルコリラの見通しのポイント

トルコリラの今後の見通しを予測する際には、トルコリラに大きな影響を及ぼす以下の4つのポイントを抑えておくことがまずは重要になります。

  • トルコ経済の成長率
  • 影響力の大きなアメリカとの関係
  • 米中貿易戦争の行方
  • 新型コロナウイルスの第2波・第3波

基本的には上記4つがトリコ経済に影響を与え、2020年後半以降のトルコリラの価格にも影響していくものと考えられます。
トルコ経済を見る際に重要な4つのポイントについて詳しく解説します。

トルコ経済の成長率

まずは何と言っても通貨の価値を左右するのはその国の経済成長率です。
経済成長していけば通貨の価値は上がりますが、経済成長しなければ通貨の価値は上がりません。
トルコは2018年2.8%、2019年0.9%と経済成長はしているもののほど大きな成長を見せているわけではありません。
トルコの経済成長に影響をもたらしているのはシリア情勢であり、シリア交戦があるとトルコリラは下落しています。
2020年の経済成長率についてトルコ政府は5.0%成長の目標を掲げていますが、新型コロナウイルスの影響もあることから実際にはどの程度の成長率になるかが不透明です。

影響力の大きなアメリカとの関係

そして、トルコに対して影響力があるアメリカとの関係もトルコリラの金利や価格に非常に重要になります。
これまで、アメリカとトルコは良好な関係を保ってきましたが、トルコがロシアやイランといったアメリカと対立する国との関係強化を図っているとして、トンプ政権になってから関係が悪化しています。
そして、2019年10月に、シリア北部に侵攻しているトルコに対してアメリカが経済制裁を行っています。
ただし、同月14日にシリア情勢の緩和によってトルコの侵攻が止まったことで経済制裁も解除されています。
現在はトルコとアメリカはそれほど緊張関係にあるわけではありませんが、トルコ経済に対して最大の影響力を持っているアメリカとの関係が悪化すれば、トルコ経済への悪影響は避けられません。
トルコリラの金利や価格について、アメリカとの関係が今後どうなるのかということは外すことができない視点だと解釈でしょう。

米中貿易戦争の行方

トルコリラにおいても米中貿易戦争の行方が影響を及ぼします。
米中の貿易戦争が直接自国の経済へ直撃するわけではありません。
しかし、日本においてもそうであるように、米中の貿易かスムーズに行われないと、回り回ってトルコ経済へも悪影響をおよぼします。
トルコの対中輸出依存度は高くありませんが、世界経済が悪化する流れの中でトルコ経済も不景気になる可能性があります。

新型コロナウイルスの第2波・第3波

トルコはこれまで20万人近い新型コロナウイルスの感染者を出し、5,000人を超える死者を出しています。
2020年6月現在、感染は収束に向かい、国境封鎖措置も全面解除されました。
しかし、今後コロナウイルスの第2波や第3波が来れば、再び国境を封鎖する可能性があり、その場合にはトルコ経済への悪影響も深刻なものになることが予想されます。

2020年から2021年のトルコ経済の見通しは新型コロナウイルスの感染状況に大きく左右されると言っても過言ではないでしょう。
トルコに限ったことではありませんが、今後の感染状況に注視する必要があります。

2020年トルコリラの見通し

 

では、2020年はトルコリラはどのような価格の推移をたどるのでしょうか?

2020年前半は新型コロナウイルスの影響によるリスクオフでトルコリラはじめとした新興国通貨は下落基調にありましたが、2020年後半は以下の4つの理由によって好転していくのではないかというのが一般的な予想となっています。

  • アメリカの政策金利の情勢
  • トルコ以外の高金利通貨の金利情勢
  • アメリカの対トルコ外交の変化
  • トルコ経済の情勢

2020年後半でどの程度盛り返すのかは不透明ですが、トルコそのものの景気動向に注視する必要があります。
トルコリラの2020年後半の見通しについて詳しく解説していきます。

アメリカの政策金利の情勢

アメリカの政策金利の情勢によってトルコの金利情勢も変化するでしょう。
アメリカが利上げに踏み切ればトルコの金利も上昇に転じる可能性がありますが、すでにFRBはゼロ金利を2022年まで継続するとの声明を出しています。
つまり、現在のアメリカの金利情勢が継続する可能性が非常に高いので、今後アメリカの金利情勢がトルコの政策金利に影響を及ぼす可能性は低いでしょう。
あと2年程度は現在の金利情勢が継続する見通しです。

トルコ以外の高金利通貨の金利情勢

そして、トルコ以外の高金利通貨の金利情勢も非常に重要です。
他の高金利通貨の方が利回りがよければ、そちらの方が投資家にとって魅力的ということでもあり、その場合トルコリラが売られる可能性があるためです。

  • メキシコペソ
  • 南アフリカランド
  • ロシアルーブル
  • ブラジルレアル

などの通貨が高金利通貨として代表的な通貨です。
これらの通貨の金利情勢についても把握しておき、トルコリラの価値を確認しておくようにしましょう。

アメリカの対トルコ外交の変化

前述したように、アメリカの対トルコ外交はトランプ政権になってから硬化しています。
経済制裁なども行われており、今後、トルコ経済に対して絶大な影響を与えているアメリカがトルコに対してどのような対応をするのかによってトルコ経済は大きく左右されます。

2020年にはアメリカ大統領選も予定されており、選挙結果も併せてアメリカのトルコ外交がどのように変化するのか注目です。
軟化するのであればトルコ経済にとってプラス、硬化するのであればトルコ経済にとってマイナスになります。

トルコ経済の情勢

そして、トルコ経済そのものの情勢も非常に重要です。
トルコ政府は2020年の経済成長率を5%と目標に掲げていますが、新型コロナウイルスの影響によってこの目標を達成するのは困難です。
観光大国であるトルコはつい最近まで国境を封鎖していましたし、世界的な景気後退の中、輸出も厳しい状況です。

トルコリラ2021年以降の見通し

 

トルコリラは2021年以降の長期の見通しではさらに好転するのではないかと一般的に言われています。
トルコ経済は長期的に見れば成長していきますが、その分政策金利が上がる見通しもしばらくは持てないと言われています。

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  • アメリカとの関係は好転するか?
  • 利上げする可能性は非常に低い
  • 原油価格の下落はトルコ経済にはプラス

トルコリラの2021年以降を見通すための3つのポイントについて詳しく見ていきましょう。

アメリカとの関係は好転するか?

前述したように、アメリカとの関係が好転するかどうかは2021年以降のトルコ経済にとって非常に重要です。
アメリカ大統領選挙でトランプ大統領が負けるようなことになるとアメリカはトルコに対して軟化する可能性が出てきます。
また、アメリカとの関係はシリア情勢によっても左右されるでしょう。

利上げする可能性は非常に低い

そして、トルコの政策金利が利上げに転じる可能性は非常に低いと考えた方がよいでしょう。
アメリカはすでに2022年までばゼロ金利政策を維持するとしています。
アメリカが金利をゼロのまま維持する中、トルコが利上げする可能性は低いでしょう。
利下げに踏み切る可能性はあっても、利上げする可能性は非常に低いと考えられます。
つまり、トルコリラのスワップポイントが上がるということも2020〜2022年にかけてはないでしょう。

原油価格の下落はトルコ経済にはプラス

原油価格が下落し、2020年前半戦ば株価も大幅に下落しました。
この下落はトルコ経済にとっては実はプラスだと言われています。

資源国だと思われがちなトルコですが、実は原油は輸入に頼っています。
そのため、原油価格が下落することによって、仕入原価が下がり、トルコ経済にはプラスに寄与するのでは?と言われています。
原油価格の下落は止まっていますが、このままの低価格水準が継続したほうがトルコ経済にはプラスになるでしょう。

トルコリラの投資手法

最後にトルコリラのオススメの投資手法についてご紹介します。
トルコリラは中長期の目線で投資を行うのがとにかくベストです。
主なポイントは以下の3つです。

  • 割安感の強いうちに長期保有
  • 高いスワップポイントを狙う
  • レバレッジは2倍〜3倍

トルコリラ投資のための3つのポイントについて詳しく解説していきます。

割安感の強いうちに長期保有

トルコリラは2020年6月現在15円程度を推移しています。
コロナ被害真っ最中の2020年4月に14円台でしたが、2018年代には30円前後だったことを鑑みれば、今はトルコリラはかなり割安だということは間違いありません。
安い時に買うことは投資の常套手段ですが、この意味ではトルコリラはまさに今のうちから仕込んでおくべき通貨だと言えそうです。

高いスワップポイントを狙う

トルコリラの政策金利は2020年5月に利下げを行い、2020年6月現在で8.25%です。
円を売ってトルコリラを購入すると、8.25%ー-0.1%= 8.35%のスワップポイントになります。
ただトルコリラを持っているだけで8.35%の利回りですので、トルコリラは長期投資を行うのがよいでしょう。
今は割安感の強い状況ですので、長期的に保有することによって値上がりも期待することができます。

レバレッジは2倍〜3倍

トルコリラはただでさえ、8.35%ものスワップポイントがあります。
そのため、高いレバレッジをかけなくても十分なリターンを期待することができます。
例えば3倍のレバレッジでも、年間のリターンは8.35%×3 = 25.05%となります。
10万円の投資でも持っているだけで25,050円になるということですので、利回りとすれば十分でしょう。
低リスクの2〜3倍程度のレバレッジで長期的に保有し、スワップポイントを享受しつつ値上がりを期待するというのが、トルコリラ投資の最もオーソドックスなパターンだと言えます。

トルコリラの取引にオススメのFX会社

低いレバレッジでも長期保有をすることによってスワップポイントを狙うことができるFX会社は以下の通りです。

DMM

GMOクリック証券

XM

forex.com

AVATRADE

サクソバンク

IG証券

松井証券

まとめ

トルコリラは歴史的な低い価格水準となっており、長期的に見れば値上がりを期待することができます。
さらに、8.25%という非常に高い政策金利によってスワップポイントを狙うことも可能です。
今後は金利が大きく上昇する余地はありませんが、対米関係などによってはトルコ経済が一気に上向く可能性もあります。
低いレバレッジで長期的な取引を行うことに適していますので、トルコリラへ投資する場合には財務基盤がしっかりとして長期間お金を預けておくことができるFX会社を選択するようにしましょう。