米ドル円スワップポイントを徹底解説 | ドル円の推移と賢い投資方法

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更新日: 2020年08月04日

米ドル円の投資方法について解説します。

ドル円は日本人がFXを始めるのであれば最もメジャーな通貨ペアで基本の基本の通貨ペアということができます。

比較的安定しているので面白みは少ないかもしれませんが、FXの基本を支えるためにはドル円の値動きにどのようなファクターが影響を及ぼすかなどについて理解を深める必要があります。

また、大きな値動きが少ない分、少ない証拠金で高めのレバレッジをかけても大きな利益を狙うことができる通貨であるとも言えます。

ドル円を知る上で重要なドルの基本や、ドル円の為替レートに影響を及ぼす重要指標、さらにドル円のオススメの投資方法について詳しく解説します。

おすすめFX会社のドル円のスプレッドやスワップポイントの一覧にしてありますので、ぜひご覧ください。

ドル円|国内のFX取引の中で最も取引量の多いメジャーな通貨ペア

ドル円は日本国内のFX取引の中では最も取引量の多いメジャーな通貨ペアということができます。

私たちも最初にFXをしようと思った時には最も安全でメジャーなドル円への投資をする機会が多いでしょう。

初心者の人には最もおすすめの通貨ペアということができるでしょう。

まずは、アメリカの基本情報や、これまでドル円がどのような推移を辿ってきたのかについて分かりやすく解説していきます。

アメリカの基本情報おさらい

アメリカ合衆国の基本情報を改めて抑えておきましょう。

  • 通貨:米国ドル
  • 人口:3億2700万人
  • 首都:ワシントンDC
  • 国面積:約980万平方キロメートル (日本の約26倍)
  • GDP:20.54兆USドル(2018年)
  • 中央銀行:FRB

アメリカは3億人以上の人口を抱え、GDPも2,000兆円以上と、日本の4倍以上、中国よりも700兆円以上多くなっている、まさに経済的に世界最強の国と言えます。

そして、世界最強の経済を誇るアメリカの通貨ドルは世界の基軸通貨であり、最も安定した投資対象だということができます。

ただし、「ドルを持っていれば安全」というわけでもありません。

ドルをどのうように投資したらよいのか、以下で詳しく解説していきます。

ドル円の推移

ドルは2012年の民主党政権時代に76円台の超円高になりましたが、安倍政権になり金融緩和を行なった影響によって円安に転じ、一時は120円台まで円安になっています。

2016年に原油先物価格が大幅下落したことなどから、100円25銭まで大幅に円高になりましたがその後は110円近辺で安定しており、新型コロナウイルスの世界的な流行があってもそれほど円高には転じていません。

2020年は106円〜107円程度を推移しています。

先進国の通貨のように、短期間の間に価格が半分になったり倍になったりするようなことはありません。

この意味で、最も安定した通貨であると言えるでしょう。

ただし、近年のリスクオフの流れの中で、円が買われる円安ドル高傾向にあることだけは間違いありません。

大きな価格の変動はないにせよ、10円単位の動きは十分にあると考えて運用した方がよいでしょう。

ドル円の2つの大きな特徴

 

ドル円の値動きには2つの大きな特徴があります。

  • リスクオンで上昇リスクオフで下落する傾向
  • スプレッドやスリッページは安定している

ドル円の為替レートの値動きには一定の大きなトレンドがあります。

上記の2つの大きな特徴について詳しく解説していきましょう。

リスクオンで上昇リスクオフで下落する傾向

日本円は退避通貨として有名です。

退避通貨とは、市場がリスクを嫌う時(リスクオフの時)に、退避する対象になる通貨ということです。

そのため、世界経済が不安定な時には円が買われ円高になる傾向があります。

実際に2016年7月に円が100円台に突入した時には、原油安を背景にしたリスクオフの動きがあったため、円高ドル安に転じています。

また、コロナ禍によって世界経済が不安定になった2020年3月にも104円台まで円高に転じています。

逆に世界経済がリスクを積極的にとって投資をする時(リスクオンの時)は、円安ドル高になります。

退避通貨である円を売って、新興国などへ投資を行う流れができるためです。

このように、円はリスクオンとリスクオフによって価格が変動するというトレンドにあります。

スプレッドやスリッページは安定している

ドル円の通貨ペアは外為においては最もメジャーな通貨ペアの1つです。

そのため、流動性の低下や、レートが急激に変化することなどがありません。

取引が安定しているため、スプレッドが急に広がることや、スリッページ(注文価格と約定価格の差)が発生するリスクが低いと言えます。

雇用統計などの重要指標が発表される時などは急激に取引量が増加して、スプレッドの開きやスリッページが生じる可能性はありますが、他の通貨と比較すれば安定して取引ができることは間違いありません。

ドル円の今後を占う2つの重要指標

ドル円の今後の値動きを考えるのであれば、以下の2つの指標を絶対に外すことはできません。

  • 貿易収支
  • 政策金利

貿易収支と政策金利は当然ですがドル円について大きな影響を及ぼします。

2つの指標がどのような理由によって影響を及ぼし、どんな値動きになるのかについて詳しく見ていきましょう。

貿易収支

アメリカと日本の貿易収支は以下のようになっています。

  • アメリカ: 8,873億ドルの赤字
  • 日本: 1,026億ドルの赤字

このように、日米ともに貿易収支は赤字となっていますが、アメリカの貿易赤字の方が圧倒的に大きくなっています。

これは、中長期で見るとドルで払って円を買うという動きの方が大きくなるということですので、ドルから円への通貨の換金が行われるということです。

アメリカの貿易赤字によってドル売り円買いが加速すれば、円高ドル安の流れになります。

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日米両国の貿易収支に注目することによって、ドルが売られるのか買われるのかを見極めることによってドル円レートの予測を立てることができます。

政策金利

政策金利でも、ドル円レートの予測を立てることが可能です。

2020年6月現在の日米両国の政策金利は以下のようになっています。

  • アメリカ:0~0.25%
  • 日本: -0.1%

ドル円の為替レートのに大きな影響を及ぼすのが、日米両国の金利差です。

ドル円の為替レートでは、金利の高い通貨が上がり、金利の低い通貨が下るというのが原則です。

金利の高い通貨の方が世界中の投資家は「投資をすることで大きなリターンを望むことができる」と判断し、金利の高い通貨には多くの資金が流入します。

買いの方が多くなれば、結果的にその通貨の価値は高まり、通貨高になります。

ドル円で見ると、アメリカはゼロ金利、日本はマイナス金利という状況ですので、政策金利で見れば円安ドル高が起こりそうな状況であることは間違いありません。

しかし、アメリカのFRBも2022年まではゼロ金利政策を継続、日本も当面の間は現在の政策金利を継続する見通しです。

つまり、政策金利的に米ドルも円も投資家からはそれほど魅力のない状態ということができ、2022年までの中期的な視点で言えば、政策金利が原因で為替レートが大きく動くということはなさそうです

ただし、FRBが急に方針転換を行い利上げに踏み切った場合には、円安ドル高のなる可能性もあります。

「2022年までは動かない」とタカをくくるのではなく、しっかりと日米両国の政策金利を注視しておきましょう。

コロナによるドル円投資の行方

新型コロナウイルスの影響によって、FXの投資環境も大きく異なるものとなってしまいました。

具体的には、これまでは長期保有してもそれなりに安定して利益を獲得することができた米ドル円に長期保有の旨味は全くなくなり、リスクだけになってしまいました、

アフターコロナにおけるドル円の投資方法について少し考えていきましょう。

アメリカは2022年までゼロ金利政策を継続

アメリカの中央銀行FRBは現在のゼロ金利政策を2022年まで継続すると公表しています。

これによって、現在のドルのゼロ金利は今後2年間は継続する見込みとなっており、2019年は2%近いスワップポイントを得ることができたドル円の通貨ペアはほとんどスワップポイントを得ることができません。

今後2年間はドル円の通貨ペアでスワップポイントは期待できないと考えた方がよいでしょう。

長期保有のリスクは増加している

また、ドルは長期的に見ればリスクが高まっていると言えるでしょう。

新型コロナウイルスの影響によって、アメリカの失業者数は2050万人、失業率は14.7%と世界恐慌以来最悪の数字となっています。

さらに、第二波、第三波のコロナウイルスの懸念も払拭することはできません。

また、2020年にはアメリカ大統領選挙も予定されており、結果次第ではアメリカと周辺国との関係に大きな影響を及ぼし、さらに経済にも悪影響する可能性もあります。

このように、新型コロナウイルス感染拡大以降、好調だったアメリカ経済は不安要因を非常に多く抱えるようになっています。

そのため、長期的にはかなりリスクの大きな通貨ということが言え、この意味では長期保有には不向きだと言えるでしょう。

いずれにしても長期で保有してもスワップポイントを得ることは不可能です。

値動きが激しくなっているので短期投資で利益が狙える状況

ドル円は値動きが激しくなっています。

安定した通貨ペアであるはずの米ドル円ですが、新型コロナウイルス感染拡大以降は不安定な値動きが続いています。

不安定な値動きということは、短期的に少ない資金で大きな利益を狙うことができるということです。

そのため、ドル円は少ない証拠金の高めのレバレッジで短期投資をすることに向いている通貨ペアであると言えるでしょう。

ドル円でスワップポイント狙いの投資を行うのはローリターンハイリスク

反対にスワップポイント狙いで長期の投資を行うことにドル円は向いていません。

そもそも長期で保有したとしてもスワップポイントはつきません。

さらに、ドルは長期保有に関してリスクを抱えているため、スワップポイントを狙うことができないドルを長期保有しているということは、リターンもないのにリスクを抱えているだけになります。

ドル円は長期ではなく、短期で取引を行うのがよいでしょう。

おすすめFX会社のドル円スプレッド・スワップ一覧

 

ドル円はFXの基本中の基本の通貨ペアですので、ほぼ全てのFX会社が取り扱っています。

その中でも口座開設特典が大きく、スプレッドが狭いおすすめFX会社のドル円の2020年6月末現在のスプレッドとスワップポイントを一覧にしてみました。

FX会社 スプレッド 買いスワップ 売りスワップ
DMM 0.2銭 5円 −8円
GMOクリック証券 0.2銭 5円 −8円
松井証券 1~2銭 0円 −10円
XM 1銭〜1.6銭 2.27円 –3.71円
IG証券 0.2銭 −8円 −25円
saxobank 0.4銭 5円 −9円

このように、スワップポイントに関しては多くのFX会社でほとんど利益がで出ないような状況となっています。

この意味でもドル円のレートは長期保有に不向きだと言えるでしょう。

先ほどご説明したように、ドル円は長期保有ではなく短期の売買をすべき通貨ペアです。

そのため、できる限りスプレッドが狭いDMMやGMOクリックやIG証券などのFX会社を選択するのがよいでしょう。

まとめ

ドル円はFXの中でも最もオーソドックスな通貨ペアです。

しかし、新型コロナウイルス感染拡大によって以下の2点の問題点を抱えてしまいました。

  • アメリカのゼロ金利政策によってスワップポイントは期待できない
  • アメリカ経済が抱えるリスクのために長期的にはドル安のリスクがある

長期保有はリターンがなくリスクばかりになるのでおすすめできません。

ドル円は高めのレバレッジで短期間の売買益を狙うのがよいでしょう。

そして、短期売買のためにはできる限りスプレッドが狭いFX会社で取引するようにしてください。